北海道でも桜の季節になり、外出もしやすい時期になってきました。
新年度(年度末)を迎えるお客様も多く、新規に案件を頂いております。
新規の案件にて、お客様がWebページを公開するサーバがない場合や、現在利用中のサーバのスペックが足りないため移設後に・・・などの理由から黒い画面で過ごす時間も増えてきました。
そこで今回は、VPSなどでメールを利用する場合に使うことの多い「Postfix」について役立つTips(コマンド)をまとめてみました。
※CentOSをベースに記載しております。
目次
Postfixのバージョン確認
下記のコマンドを実行することでバージョンが確認できます。
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/usr/sbin/postconf | grep mail_version |
Postfixの現在の設定を確認
下記のコマンドを実行することで設定が確認できます。
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/usr/sbin/postconf |
Postfixの現在の設定と初期値での差分を確認
下記のコマンドを実行することで差分が確認できます。
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/usr/sbin/postconf -n |
Postfixのメールキューの残数
下記のコマンドを実行することでメールキューの残数が確認できます。
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mailq |
メールキューの内容を確認
下記のコマンドを実行することで、[QueueID]にて指定したメールキューの内容が確認できます。
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postcat -q [QueueID] |
メールキューを削除
下記のコマンドを実行することで、[QueueID]にて指定したメールキューを削除できます。
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postsuper -d [QueueID] |
一括でメールキューを削除
下記のコマンドを実行することでなかったことになります。
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postsuper -d ALL |
これだけを知っていてもサーバの構築や運用ができる訳ではありませんが、動作がおかしいなどと思った際に原因を特定するための1つの手段にはなるかもしれません。
早い段階で原因が特定できれば、それに対しての暫定対応も行いやすくなります。
今回は「Postfix」を中心にTipsを載せてみましたが、今後もすぐに使えて役に立つ(?)Tipsを載せていきます。