Googleトレンドで検索する限り底辺を行っているFuelPHPですが、慣れてしまうと速度もそれなりで良いフレームワークと言う認識でしたが、トレンド的には「Laravel」が人気なんでしょうね。
自分の受けている案件では、2017年現在でもFuelPHPで実装の案件がいくつもありますが、一部の記事では新規に使わない方が的に記載されていたり・・・とさみしさを感じました。
もともと、Codeigniterを使っていた私からするとフレームワークは基本的な処理部分だけをやってくれれば良いので、その考えからFuelPHPを使っている感が強いです。
※v2は早く出て欲しいですが・・・。
基本的な処理部分(ベース)はしっかりしていると思いますので、これから何か作るときにどのフレームワークを使おうか?と悩んでいるアナタ。
「FuelPHPはいかがですか?」
FuelPHPを使って何かをつくろう
FuelPHPは下記のサイトからダウンロードするか、composerからインストールが可能です。
ちなみにversion 1.8からはPHP7にも対応しているので安心してください。
こちらのサイトから「Download v1.8.0 now!」をクリックすることでファイルがダウンロードできます。
composerを利用する場合については、別の機会に紹介していきます。
ファイルはzipで圧縮されているので、解凍することで下記のようなファイル構成を確認できます。
[Directory] docs
[Directory] fuel
[Directory] public
[File] .gitignore
[File] .travis.yml
[File] CHANGELOG.md
[File] composer.json
[File] composer.lock
[File] composer.phar
[File] CONTRIBUTING.md
[File] LICENSE.md
[File] oil
[File] README.md
[File] TESTING.md
実際に触るコードとしては、「fuel/app/」と「public/assets/」の中にあります。
fuel/app/
ディレクトリがいくつもありますが、基本的にはclassesとconfigディレクトリの中を触っていきます。
classesの中には、「controller」や「model」、「presenter」が存在しています。
ちなみに、classesの中に入れたファイルは動的に読み込まれるので、独自の処理などを別クラスに書いておきcontrollerから呼び出したい場合などは、このディレクトリにファイルを置いておくといいです。
configの中には、環境別のディレクトリと共通の設定ファイル(config.phpやdb.phpなど)が設置されています。
環境に応じて設定を変えたい場合には、環境別ディレクトリに対応するファイルを設置することで有効となります。
環境の切替については、次回以降で記載していきます。
public/assets/
cssとjs、imgディレクトリが設置されています。
読んで字のごとく、cssディレクトリにはスタイルシート(xxx.css)を設置し、jsディレクトリにはスクリプトファイル(xxxx.js)、imgディレクトリには画像ファイルを置くことでViewへ表示する際に下記のような記述で呼び出すことが可能となります。
public/assets/css/style.cssをViewで出力する場合
<?php echo Asset::css(‘style.css’); ?>
public/assets/js/script.jsをViewで出力する場合
<?php echo Asset::js(‘script.js’); ?>
public/assets/img/img01.pngをViewで出力する場合
<?php echo Asset::img(‘img01.png’); ?>
上記はざっくり記述ですが、これだけでも画面上にはそれぞれのcssやjs、画像ファイルが表示されます。
今回のまとめ
ディレクトリ構成を把握することで、何となくこのディレクトリにあるファイルが何をやっているのかが描けると次のステップに進みやすくなると思います。
全体を見るとファイルがたくさんありますが、まず必要なのは上にあげた「fuel/app/」と「public/assets/」のディレクトリの中だけです。
導入への敷居を少しでも下げられるように、次回は「何かを作りはじめる」ところまで記載予定です。