こんにちは、12grid岡本です。
インスタグラムAPIの審査の第二回になります。
今回はこれから申請を行うかた向けに、実際の申請手順を説明していきます。
devアカウントの設定
以下のページから行います。
https://www.instagram.com/developer/clients/manage/
Clientを作成するから
基本情報を入力します。
公開画面のドメインが未取得の方もいると思います。いつでも編集できるので仮でも構いません。詳細は申請前に見直してください。
SandBoxで作成されます。これが申請のメインアカウントになります。
第一回で記載しましたが、このままでは制限により自身の投稿しか取得できません。
投稿を取得するアカウントを複数用意しておき、こちらから招待します。この制限が10人です。
※メインアカウント以外は本Client設定は不要です。インスタのアカウントのみ用意します。
招待される側もこちらで招待が確認できるので承認します。
https://www.instagram.com/developer/clients/manage/
承認するとこんな感じです。メインで設定したApplication Name(アカウントが利用されるアプリ)が表示されます。
SandBoxで実装
こちらは各々にお任せしますが、アクセス関連の情報は以下で確認できます。
https://www.instagram.com/developer/endpoints/
LibrariesにはPythonとRubyが用意されていますが、「These libraries are not actively maintained.」の文字が…
私はPHPでしたので以下を利用
https://github.com/cosenary/Instagram-PHP-API
と思ったのですが、2年ぐらい更新されていない。嫌な予感の中、OAuthExceptionがスロー。
単純に設定を誤った可能性も高いですが、管理されている確証がなかったので自前で実装しました。
注意点
- Access Tokenが取得できない。(OAuthForbiddenException)
→Disable implicit OAuthを外してください。取得後にチェックを戻します。 - redirectURIを設定。
→デフォルトで登録したSiteが入っていますが、変更時や追加が必要な場合は忘れずに設定します。
最後にもっとも重要なのが「必要なスコープの機能が実装されているか」です。
当然、申請するスコープの機能を全て含んだものを実装してください。
「取りあえず全スコープを申請して細かい実装は後から入れる予定」は通じません。
説明動画の作成
申請時に必須です。
LICEcap(アニメーションGIF)を使わせてもらいましたが、この辺は自由に作成してください。
私は操作動画の中に英文コメントを入れて補足しましたが、単純に操作動画のみで申請が通った方もいるようです。伝わらない不安があればコメントを入れてみるといいと思います。
ツールの使い方に慣れるまで時間がかかってしまった。スマホでよかったかも。
いよいよ申請
PermissionのStart a submissionから行います。
利用用途を選択すると入力フォームが表示されます。
ちなみに上6つはユースケースに該当しないケースです。
大きく3つの設問がありますのでそれぞれ設定します。説明は全て英語で記載します。
2. Are your app details correct?
→Client設定の内容があってるか確認しましょう。
3. How does your app use the Instagram API?
→ユースケースに該当することがわかるよう、動画を格納したURLを記載します。
4. Do you need additional permissions?
→取得したいスコープを指定しどのように利用するのか記載します。(複数のスコープを申請する場合は各々記載)
Done!と言いながらsubmitを押すとPendingになるので数日待ちます。
2日後に結果が表示されましたが、大体1週間以内で結果は出すと書かれています。
http://developers.instagram.com/ちなみにメールなどは来ませんので定期的にチェックしてください。
→StatusがDeclinedに…
ユースケースに沿っているか、スコープの用途として正しいデモになっているのか、もう一度確認していってください。
申請は何度でもおこなえますので、英文や動画をわかり易くするなど工夫して再チェレンジしてください。
→StatusがApproved…
無事審査通過です。お疲れ様でした!
上長にドヤ顔で通過報告をして美味しいご飯を奢ってもらってください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
書き上げてみると意外とあっさりしていますが、やはり「何を可能にするのか」考え、「どのように作るのか」が一番大変な作業です。
一度落ちてしまった場合は一人で抱えず社内の方にもアイディアをもらい進めるのが近道だと思います。
以上、簡単なまとめでしたがみなさんの参考になれば幸いです。
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